検定を決めるタイミング

恣意的に検定手法を決めてはいけない

こちらのページで,検定手法によってP値が変わることを説明しました。

 

この事実は,データに応じて有意になりやすい検定を選ぶことが出来る
ということにもつながります。

 

そのデータの種類で有意な検定がない場合には,データを加工することもできます。
例えば,BMIは一般的に連続量ですが,25以上を「肥満」などと定義すれば,
立派なカテゴリカルデータになります。

 

これはやはり問題になります。そ

 

のため,検証的な試験(Phase III試験)では,明確に「あること」が定められています。

 

 

 

主要エンドポイントとその解析手法は,事前に決める

「あること」というのは,主要エンドポイントとその解析手法は,
事前に決めるということです。

 

つまり,BMIが主要エンドポイントだった場合には,
それを連続量として扱うのか,カテゴリカルで扱うのか,
そしてそれを解析する検定手法は事前に決めなければならないということです。

 

そうでもしない限り,上記の問題にある,恣意的な検定手法の選択が出来てしまうためです。

 

 

 

検証的試験でなければ,それほど厳しくはない

Phase III試験のような検証的試験では事前に決めることはとても重要になりますが,
探索的な試験であれば,その限りではありません。
むしろ,探索的に様々な側面からデータを吟味することはとても重要になります。

 

ですが,一つだけ注意しなければならないことがあります。
それは「明確な結論は出せない」ということです。

 

探索的な解析ですから,そのデータを結論付けるためには,
必ず次の試験で検証しなければなりません。
これは重要な点です。

 

論文でも,この部分を明確に切り分けて論じる必要があります。
つまり,その結果は検証されたものであるかいなかということです。

 

 

 

まとめ

データの種類に応じて,恣意的に有意になりやすい検定を選ぶことをしないように,
検証的試験では事前に主要エンドポイントとその解析手法を決めなければならない。



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