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統計はデータ解析だけにあらず

統計と言えば、平均値を出したり、検定をするというイメージがあると思います。
これらはすべて、データをどう解析するか?ということのじつれいのひとつです。
では、統計とはデータを解析することだけが役割でしょうか?
臨床試験の統計解析担当者は、データが出来てから仕事を開始するのでしょうか?
実はそうではありません。
一番重要なのが、臨床試験を計画する段階になります。
ちゃんとした統計解析担当者であれば、臨床試験が始まる前に、データがない状況で、この試験の結果をどのように解析するかが決まっています。
以下のイメージが、統計担当者が試験開始前に考えていることです。

まず、試験でどのようなデータが出て、どのような解析をするかが先にあります。
そのうえで、必要なデータを解析しやすい形で収集するにはどうすればよいか?を考えます。
それが決まったら、試験の計画書に反映する、といった考え方をしています。
つまり、データが出る前から解析のイメージを持ち、ではその試験はどのようにするか?といった、試験デザインを考えることが重要だと思っています。

試験準備段階から統計担当者を巻き込む重要性

このような考え方を持っているため、実は臨床試験の準備段階から統計担当者を巻き込むことが非常に重要です。
試験開始後に何か問題が発生して、「解析で何とかしてよ」と言われることがしばしばありますが、このような状況では統計にだってやれることは限られてきます。
言っておきますが、統計は魔法ではないのです。
そろそろ試験が終わるから、統計に声を掛けておくか、というスタンスは今からやめましょう
計画段階だからこそ、統計を巻き込みましょう。これだけでその計画している試験がずっと良いものになるはずです。

 

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