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EZR でスピアマンの順位相関係数の 95%信頼区間を計算する方法

EZR で Spearman の順位相関係数の 95%信頼区間を計算する方法

デフォルトでは計算できないが、パッケージをインストールすると計算できる

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目次

EZR で Spearman の順位相関係数を計算する方法

統計解析 → ノンパラメトリック検定 → 相関係数の検定(Spearman の順位相関係数の検定)を選択する

Ctrl キーを押しながら、二つの変数を選択する

OK をクリックすると、以下のように結果が表示される

Spearman の順位相関係数の点推定値及び P 値は計算されるが、95 %信頼区間は計算されない

95 % 信頼区間を計算するにはどうしたらよいか

EZR で Spearman の順位相関係数の 95 %信頼区間を計算する方法

RVAideMemoire パッケージの spearman.ci 関数を使うと計算できる

まず、RVAideMemoire パッケージをインストールする

以下の一行を R スクリプト枠に手入力、もしくは、コピペして、実行ボタンをクリックする

install.packages("RVAideMemoire")

出てきた窓内から、Japan を探して選択して、OK をクリック

インストールが終了する

次に、パッケージを呼び出し、乱数シードを設定し、信頼区間を計算する

library(RVAideMemoire) # パッケージ呼び出し
set.seed(1) # 乱数シードの設定:再現性の確保のため
spearman.ci(bfi$A1, bfi$A2) # 順位相関係数を求める二つの変数を選択

bfi$A1, bfi$A2 と書いてある、変数名の前の bfi$ は、データセット名と半角ドルマークである

これは、bfi というデータセット内の A1 とか A2 とかを指定するための記述である

ご自分のデータセットで計算するときは、「ご自分のデータセット名$変数名」 に変更してほしい

上記を 1 行ずつ、カーソルをおいて、実行すると、以下の結果が出てくる

Spearman の順位相関係数は、EZR のメニューから計算した結果と同じく、約 -0.371 である

95 % 信頼区間は、小数点以下 4 桁目で四捨五入すると -0.403 ~ -0.335 と計算された

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まとめ

EZR で Spearman の順位相関係数の 95 % 信頼区間を計算する方法を紹介した

RVAideMemoire パッケージの spearman.ci 関数を使うと計算できる

参考になれば

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  • 推定ってどんなことをしているの?
  • 臨床研究を計画するってどういうこと?
  • どうにかして標本平均を母平均に近づけられないか?
第2章:研究目的をどれだけ明確にできるのかが重要
  • データさえあれば解析でどうにかなる、という考え方は間違い
  • 何を明らかにしたいのか? という研究目的が重要
  • 研究目的は4種類に分けられる
  • 統計専門家に相談する上でも研究目的とPICOを明確化しておく
第3章:p値で結果が左右される時代は終わりました
  • アメリカ統計協会(ASA)のp値に関する声明で指摘されていること
  • そうは言っても、本当に有意差がなくてもいいの…?
  • なぜ統計専門家はp値を重要視していないのか
  • 有意差がない時に「有意な傾向があった」といってもいい?
  • 統計を放置してしまうと非常にまずい
第4章:多くの人が統計を苦手にする理由
  • 残念ながら、セミナー受講だけで統計は使えません。
  • インプットだけで統計が使えない理由
  • どうやったら統計の判断力が鍛えられるか?
  • 統計は手段なので正解がないため、最適解を判断する力が必要
第5章:統計を使えるようになるために今日から何をすれば良いか?
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第6章:統計を学ぶために重要な環境
  • 統計の3つの力をバランスよく構築する環境

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この記事を書いた人

統計 ER ブログ執筆者

元疫学研究者

統計解析が趣味

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