散布図内に相関係数と95%信頼区間を書き入れる方法
目次
散布図を R の plot() で書く
以下のように Y 軸の変数をチルダ( ~ )の左側に書き、X 軸の変数を右側に書く。
plot(LogCD34perBW ~ WBC.entry, data=GCSF_CD34)
すると、以下のように散布図が描かれる。
散布図に書き入れる相関係数を計算する
cor.test() を使って計算し、res という名前のオブジェクトに格納する。
res <- cor.test(GCSF_CD34$LogCD34perBW, GCSF_CD34$WBC.entry,
alternative="two.sided", method="pearson")
散布図に相関係数と95%信頼区間を書き入れる
res$estimate
が、相関係数。
res$conf.int[1]
が95%信頼区間下限値で、res$conf.int[2]
が95%信頼区間上限値。
いずれもround(, 3)を使って、小数点以下3位までにまとめることにする。
paste()を使って、r=相関係数; 95%CI [下限値, 上限値] というように記載されるようにしている。
text(5000, 1.0, paste("r=", round(res$estimate,3), "; 95%CI [",
round(res$conf.int[1],3), ", ",
round(res$conf.int[2],3), "]", sep=""))
書き入れるとこんな感じになる。
text()内の最初の2つの数値 5000 と 1.0 は、XとYの座標を表していて、数値を変えると図の中の好きなところに出力させることができる。
まとめ
R で、散布図を描いた後、図の中に相関係数と95%信頼区間を書き入れる方法を紹介した。
plot()とtext()を使う方法。
お試しあれ。
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EZR公式マニュアルのデータを借りて実施した。
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