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SPSS でグループごとの分析を行う方法

SPSS でグループごとの分析を行う場合、どのようにしたらよいか?

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目次

SPSS でグループごとの分析を行う方法 1: ケースの選択

分析するデータを読み込んだ後、以下の手順で設定する

データ → ケースの選択 をクリック

例えば性別 gender が 1 のグループだけの分析をしたい場合は、まず IF 条件が満たされるケースを選択して IF (I) … をクリックする

左の変数一覧をダブルクリックしたり、赤枠の電卓みたいな部分をクリックしたりして、黄色ハイライトのように記述したのち、続行をクリックする

ケースの選択窓に戻ったら、OK をクリックする

データビューを見てみると、gender が 1 の症例のみ左端の斜線がついていないことがわかる

これで、gender が 1 の症例のみ選ばれていることがわかる

このとき Group (研究で割り付けた群別変数)ごとに平均値を計算すると以下のように、選択されたケースに絞られた結果になる( n = 31 )

ちなみに、全部の症例を使うと、以下のようになる( n = 71 )

SPSS でグループごとの分析を行う方法 2: ファイルの分割 → グループの比較

次に、データ → ファイルの分割 で グループの比較を使う方法

グループの比較のラジオボタンをクリックして、グループ化変数に gender を入れて、OK をクリックする

こうすると、gender ごとの結果を比較する形で出力してくれる

データビューでは、gender の値ごとに並び変わっている

一番上に欠測の 2 行が来て、次に gender = 1 がずらっと並んでいるのがわかる

この状態で、Group ごとの age の平均値を求めると以下のようになる

gender = 1 には F, gender = 2 には M, の値ラベルがつけてあるので、表示は F と M になっている

gender ごとに、Group ごとの平均値、度数、標準偏差が計算されている

これがグループの比較の結果表示方法である

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SPSS でグループごとの分析を行う方法 3: ファイルの分割 → グループごとの分析

最後に、ファイルの分割で、グループごとの分析を選ぶとどうなるか?

今度は以下のように、グループごとに分かれて表示される

好みの問題だが、グループ間の違いを眺めたいと思っているのに、このように表示されると見づらいと思う

ちなみに、gender が欠測の症例もグループとして分かれて表示されている

まとめ

SPSS でグループごとの分析を行う方法を 3 つ紹介した

ケースの選択を使う方法、ファイルの分割&グループの比較を使う方法、ファイルの分割&グループごとの分析を使う方法がある

参考になれば

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第1章臨床研究ではなぜ統計が必要なのか?計画することの重要性
  • 推定ってどんなことをしているの?
  • 臨床研究を計画するってどういうこと?
  • どうにかして標本平均を母平均に近づけられないか?
第2章:研究目的をどれだけ明確にできるのかが重要
  • データさえあれば解析でどうにかなる、という考え方は間違い
  • 何を明らかにしたいのか? という研究目的が重要
  • 研究目的は4種類に分けられる
  • 統計専門家に相談する上でも研究目的とPICOを明確化しておく
第3章:p値で結果が左右される時代は終わりました
  • アメリカ統計協会(ASA)のp値に関する声明で指摘されていること
  • そうは言っても、本当に有意差がなくてもいいの…?
  • なぜ統計専門家はp値を重要視していないのか
  • 有意差がない時に「有意な傾向があった」といってもいい?
  • 統計を放置してしまうと非常にまずい
第4章:多くの人が統計を苦手にする理由
  • 残念ながら、セミナー受講だけで統計は使えません。
  • インプットだけで統計が使えない理由
  • どうやったら統計の判断力が鍛えられるか?
  • 統計は手段なので正解がないため、最適解を判断する力が必要
第5章:統計を使えるようになるために今日から何をすれば良いか?
  • 論文を読んで統計が使えるようになるための5ステップ
第6章:統計を学ぶために重要な環境
  • 統計の3つの力をバランスよく構築する環境

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この記事を書いた人

統計 ER ブログ執筆者

元疫学研究者

統計解析が趣味

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