SPSS で 2 群の比較をする方法の解説
目次
SPSS で 2 群比較する方法
ここで言う 2 群比較というのは、2 群の割合の比較のことであり、半々かどうかの検定という意味である
つまり、二項分布を使った二項検定のことである
まず、分析 → ノンパラメトリック検定 → 1 サンプル を選択する
フィールド タブをクリックし、検定フィールド に比較をしたい 2 群のカテゴリカルデータの変数だけ残し、ほかの変数は フィールド 枠に戻す
設定タブをクリックして、検定のカスタマイズ のラジオボタンをクリック、観測された 2 値の確率を仮説と比較する( 2 項検定)にチェックを付ける
オプションをクリックして確認すると、仮説の比率に 0.5 が入力されていて、半々かどうかを検定することになっていることがわかる
OK で戻り、実行をクリックすると、結果が出力される
SPSS で 2 群比較した結果の見方
1 サンプルによる 2 項検定の要約 という表を見る
有意確率が、0.342 となっており、有意水準 0.05 として考えると、統計学的有意ではない
つまり、半々ではないとは言えない → 半々と言ってもダメではない というような結果となった
実際のサンプルでは、43.7 % と 56.3 % なので、結構違いがあるが、サンプルサイズが小さいためか、母集団における状況の推測としては、はっきりしなかったというのが結論である
まとめ
SPSS で 2 群比較する方法を解説した
半々であるかどうかを二項検定で確認する方法である
参考になれば
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