主成分分析をカテゴリ変数が含まれるデータセットで実施する方法を紹介する。
目次
主成分分析をカテゴリ変数で実施可能か?
カテゴリ変数でも主成分分析はできるか?
答えはYesである。
SPSSで実施可能である。
ただし、追加のパッケージ (Complex Sample) が必要だ。
主成分分析でカテゴリ変数を使う方法
SPSSで、カテゴリー主成分分析 (CATPCA) を使えば、主成分分析でカテゴリ変数を使える。
複数のカテゴリ変数を同時に数量化する。
カテゴリー主成分分析では、最適尺度法を用いて、変数を尺度化することで、カテゴリ変数が最適に数量化される。
その結果、変数間の非線形関係をモデリングできるようになる。
実際の解析は、Complex Sampleが利用可能であることが前提で、コマンド・シンタックスを使って解析する。
なかなかに大変だ。
SPSSのカテゴリー主成分分析を用いた論文の例を挙げておく。
カテゴリカル主成分分析を用いた、糖尿病患者における血糖値に影響する食品および料理の認識に関する検討
主成分分析をカテゴリ変数で実施できるその他の方法
主成分分析をカテゴリ変数で実施できるその他の選択肢はないか?
単純2段法で実施するカテゴリカルデータの主成分分析がある。
EXEファイルが公開されていて、Windowsであれば利用可能である。
まとめ
主成分分析をカテゴリ変数で実施できるかについてまとめた。
答えは、Yesであるが、利用するにはハードルがある。
解析方法の内容の吟味はまだであるが、とりいそぎカテゴリカル主成分分析というものが存在することをご紹介した。
コメント