EZRでグラフが出力されたときに、余白が狭くて軸の文字が見えないことがある。
余白を調整するにはどうしたらよいか?
目次
EZRでグラフの余白調整が必要な例
もっとも典型的なグラフは、分散分析でTukeyのオプションを入れたときに出力されるグラフである。
左側の群間比較の文字が切れて見えない。
グラフをドラッグして横に延ばしても見えるようにはならない。
どうしたらよいか?
EZRでグラフの余白を調整する方法
このグラフの場合は余白の調整をすればよい。
Rスクリプトで以下の個所を見つける。
これはグラフウィンドの設定値を指定しているスクリプトだ。
par() に余白(margin) の指定を追加する。
デフォルトでは、mar=c(5,4,4,2)+0.1 となっている。
5,4,4,2は、下、左、上、右の余白の広さを表している。
今回は左が切れているので、左の値を 10 にしてみる。
変更した後に、最後の plot() の行まで一気に実行すると以下のグラフが描かれる。
左側の文字が切れていないことがわかる。
このようにすれば、グラフの余白の調整ができて、一部切れている部分を表示させることができる。
まとめ
EZRでグラフを出力したときに、余白が狭くて文字の一部が切れてしまうことがある。
余白の調整によって、修正が可能である。
コメント