Rは、最初からかなりいろいろなことができる無料統計ソフト。
もっとすごいのは、あとからパッケージをインストールして、さらにいろいろな解析ができるようになること。
目次
R は追加パッケージをインストールする前からすごい!
まず、新しいパッケージをインストールしなくてもできる統計解析を挙げてみる。
- 平均
- 標準偏差
- 割合
- 相関係数
- 平均値の差の検定(t検定)
- 割合の差の検定(χ[カイ]2乗検定)
- サンプルサイズ計算
- マクネマー検定
- コクラン・アーミテージ検定
- フィッシャーの正確検定(Fisher Exact Test)
- テューキー チューキーの多重比較検定
- ダネットの多重比較検定
- マン・ホイットニーのU検定
- ウィルコクソンの符号付順位和検定
- クラスカル・ウォリス検定
- 回帰分析
- 重回帰分析
- 分散分析
- 共分散分析
- ロジスティック回帰分析
- ログリニア回帰分析
- 主成分分析
- 因子分析
- k平均法
- 階層クラスタリング
などなどなど。。。
ほかには、パッケージを呼び出す必要があるけど、
改めてインストールする必要がないパッケージがある。
使うときにlibrary()を実行して呼び出す。
:の右側がパッケージの名前。
- カプラン・マイヤー曲線:survival
- コックスの比例ハザードモデル:survival
- 判別分析:MASS
- 負の二項分布回帰分析:MASS
R はパッケージをインストールするとさらにすごい!
次に、インストールが必要なパッケージ。
- マン・ホイットニーの正確検定ができるパッケージ:coin
- ノンパラメトリック検定のサンプルサイズ計算ができるパッケージ:samplesize
- クロンバックのアルファが計算できるパッケージ:psych
- 多重比較がもっと詳しくできるパッケージ:multcomp
- 疫学のツールパッケージ:epitools
- APCモデルとROCのパッケージ:Epi
- ROCのサンプルサイズ計算パッケージ:pROC
- メタアナリシスが簡単にできるパッケージ:metafor
- コレスポンデンス分析のパッケージ:ca
- k近傍法ができるパッケージ:class
- RidgeとLASSOができるパッケージ:glmnet
- PCRとPLSができるパッケージ:pls
- 決定木分析ができるパッケージ:rpart
- わかりやすい決定木を出力できるパッケージ:partykit
- バギングができるパッケージ:adabag
- ランダムフォレストができるパッケージ:randomForest
- サポートベクターマシーンができるパッケージ(尖度・歪度も計算できる):e1071
これらは、R コンソールで install.packages(“パッケージ名”)と書いてエンターキーをたたくと、インストールできる。
例えば、以下のように半角英数で、install.packages(“coin”) と書いたら、エンターキーをヒットする。
そうすると、まず、どこからダウンロードするかの画面が出てくるので、Japanを探して選び、OKをクリックするとダウンロードが始まる。
2024 年 10 月現在、 Japan サーバーとしては、Japan (Yonezawa) が唯一選べるので、Japan (Yonezawa) を選ぶ。
以下のような結果出力がなされれば、インストール完了である。
R にパッケージをインストールする動画
実際のダウンロードの様子は動画参照。
まとめ
R は、最初からすごいソフトウェアだが、パッケージをインストールすることで、さらにいろいろな統計解析ができるようになる、本当にすごいソフトウェアだ。
コメント
コメント一覧 (3件)
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