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EZR の散布図行列で表示される曲線グラフの意義

EZRの散布図行列において各変数の文字が表示されているスムーズなグラフの解説。


EZR の散布図行列で表示される曲線グラフ

以下の赤矢印で示した曲線グラフのことを言っている。

この曲線は、何を表しているのだろうか?

EZRの散布図行列で表示される曲線グラフはいったい何か?

この、対角線上のスムーズな曲線は、ガウス関数をカーネルにしたカーネル密度推定値(Kernel Density Estimates)を描いたものである。

ガウス関数の例が、正規分布である。

カーネルは、核・中核という感じのもの。

カーネル密度推定とは、サンプリングした変数の母集団の確率密度関数を推定する方法である。

正規分布は、確率密度関数の一例である。

つまり、カーネル密度推定を行うと、得られたサンプルから、母集団の姿を推定することができるという意味合いを持つ。

その結果、よくある正規分布のような形が見えてくれば、そのサンプルの母集団は正規分布しているデータなのだろうと推定できるということになる。


まとめ

EZR で散布図行列を書いたときに表示されるスムーズな曲線グラフは、カーネル密度推定値のグラフである。

母集団の分布を推定する方法で、左右均等の釣り鐘型になっていれば、正規分布と推定できる。

参考になれば。

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この記事を書いた人

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