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SPSS で複数条件を満たす症例ごとに分けたカテゴリカルデータを作成する方法

SPSS で複数の変数を組み合わせた条件で、新たなカテゴリカルデータを作成したいことがある

複数条件を満たす症例ごとに分けたカテゴリカルデータを作成する方法をご紹介

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目次

状況設定と方針

例として、以下の X1, X2 という 2 つの変数の組み合わせで、X3 という新たなカテゴリ変数を作成する

  • X1 (0と1のデータを含む二値のカテゴリカルデータ)
  • X2 (同上)
  • X3:
    • X1 と X2 どちらも 0 の場合は0
    • X1 と X2 がどちらか 1 の場合は 1
    • X1 と X2 がどちらも 1 の場合は 2

大方針として、変換メニューの「他の変数への値の割り当て」メニューで、「IF」を使う方法である

手順

1.他の変数への値の割り当てで、X1 → X3 をセットして、IF をクリックする

2.IF 条件を満たしたケースを含むを選択し、枠に X2 = 0 を書き、続行をクリックする

3.今までの値と新しい値をクリックする

4.0 -> 0, 1 -> 1 の 2 つを追加すると、以下の指定ができたことになる

  • X2=0 かつ X1=0 の場合 X3=0
  • X2=0 かつ X1=1 の場合 X3=1

5.続行で戻り、OK をクリックすると、データビューで見ると X2 = 0 の症例だけ X3 の値が入力されているのがわかる

6.もう一度 他の変数への値の割り当てメニューに戻り、IF をクリックして、X2 = 1に変更して続行

7.今までの値と新しい値をクリックしたら、先ほどの条件をいったん両方とも削除する(変更でも可能)

8.0 -> 1, 1 -> 2 を作成すると、以下を指定したことになる

  • X2=1 かつ X1=0 の場合 X3=1
  • X2=1 かつ X1=1 の場合 X3=2

9.続行で戻り、OK をクリックして、データビューを見ると、X2 = 1 の症例 もX3 の値が入力されたのがわかる

できあがりの確認

クロス集計表で、行:X1、列:X2、層:X3 を指定して、きちんと意図したとおりに変換できているか確認する

黄色ハイライトした部分が、できあがりの症例数である

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まとめ

SPSS で、複数の条件を満たす症例ごとに分けたカテゴリカルデータを作成する方法を紹介した

IF というオプションを使うことで、2 つ目の条件を指定することができる

何らか参考になれば

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第1章臨床研究ではなぜ統計が必要なのか?計画することの重要性
  • 推定ってどんなことをしているの?
  • 臨床研究を計画するってどういうこと?
  • どうにかして標本平均を母平均に近づけられないか?
第2章:研究目的をどれだけ明確にできるのかが重要
  • データさえあれば解析でどうにかなる、という考え方は間違い
  • 何を明らかにしたいのか? という研究目的が重要
  • 研究目的は4種類に分けられる
  • 統計専門家に相談する上でも研究目的とPICOを明確化しておく
第3章:p値で結果が左右される時代は終わりました
  • アメリカ統計協会(ASA)のp値に関する声明で指摘されていること
  • そうは言っても、本当に有意差がなくてもいいの…?
  • なぜ統計専門家はp値を重要視していないのか
  • 有意差がない時に「有意な傾向があった」といってもいい?
  • 統計を放置してしまうと非常にまずい
第4章:多くの人が統計を苦手にする理由
  • 残念ながら、セミナー受講だけで統計は使えません。
  • インプットだけで統計が使えない理由
  • どうやったら統計の判断力が鍛えられるか?
  • 統計は手段なので正解がないため、最適解を判断する力が必要
第5章:統計を使えるようになるために今日から何をすれば良いか?
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第6章:統計を学ぶために重要な環境
  • 統計の3つの力をバランスよく構築する環境

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この記事を書いた人

統計 ER ブログ執筆者

元疫学研究者

統計解析が趣味

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