R でlibrary() ライブラリ はよく使う関数だ。
ライブラリとは?
ライブラリの定義
ライブラリは、辞書の定義だと、
〔コンピュータ〕ライブラリー: プログラムやデータなどをひとまとまりに登録したファイル.
出典:Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 1980,1987,1998
である。
Rでのライブラリとは?
R では、library()を使って、必要なプログラム群(これをパッケージと言う)を呼び出す指令になる。
例を挙げると、birthwtというデータフレームは、libraryでMASSを呼び出していないと、存在しないと言われてしまう。
これはMASSパッケージにbirthwtが含まれているからだ。
エラーが英語なのは英語表示にしているから。デフォルトは日本語でエラーが表示される。
> str(birthwt)
Error in str(birthwt) : object 'birthwt' not found
統計ソフトを動かすにはライブラリで呼び出しておかねばならないときがある
次にlibrary(MASS)でMASSを呼び出した後、birthwtの構造を見る命令を出すと、きちんとみられるようになる。
> library(MASS)
> str(birthwt)
'data.frame':   189 obs. of  10 variables:
$ low  : int  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ...
$ age  : int  19 33 20 21 18 21 22 17 29 26 ...
$ lwt  : int  182 155 105 108 107 124 118 103 123 113 ...
$ race : int  2 3 1 1 1 3 1 3 1 1 ...
$ smoke: int  0 0 1 1 1 0 0 0 1 1 ...
$ ptl  : int  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ...
$ ht   : int  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ...
$ ui   : int  1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 ...
$ ftv  : int  0 3 1 2 0 0 1 1 1 0 ...
$ bwt  : int  2523 2551 2557 2594 2600 2622 2637 2637 2663 2665 ...
このように R には、最初から使えるように準備はされていないMASSというような名前がついているパッケージが多数存在し、library()で呼び出すと、使えるようになる。
ここで躓くと一歩も前に進めないから、R を使い始めの時に、十分慣れておきたい関数。
まとめ
R でライブラリと言った場合、一連のプログラム群、つまりプログラムパッケージのことでもあり、そのプログラム群を呼び出す関数 library() のことでもある。
参考になれば。




 
			
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