初めまして!
当サイトにご訪問いただきありがとうございます。
医療統計コンサルタントの吉田です。
ここでは、私、吉田の自己紹介がてら、経歴などを紹介させていただきます。
私は元々製薬メーカーの統計解析担当者として働き、今では妻と子供2人の4人で東京に暮らしております。
- 1986年 宮城県田尻町(現大崎市)生まれ
- 2009年 北海道大学工学部 卒業
- 2011年 北海道大学大学院情報科学研究科 修了
- 2011年 中外製薬株式会社 入社
- 2017年 ヤンセンファーマ株式会社 入社
- 2020年 株式会社データシード 設立
趣味は色々とありますが、特に3つ。
- マンガ(特に、進撃の巨人とキングダム)
- 旅行(国内・海外問わず)
- 写真を撮ること(特に家族写真)
子供を連れてバリに行ったり、ディズニーには年パス取って入り浸り!
子供を連れてヨーロッパまで4人で行ったり、暇さえあれば国内どこでも!
2018年サッカーロシアワールドカップでは、日本VSセネガルを観戦したり!
そんな趣味を持っています。
そんな私がコツコツ作ったのが、この統計サイト。
この統計サイトは、すべての医療に関わる方にとって「簡単に統計を学べる」ように作成しました。
そしてこのサイトをご紹介すると、必ず「なぜそこまでやるの?」と聞かれます。
そりゃそうですよね、こんなサイトを無料で公開するなんて正気の沙汰じゃないですから。。
なぜこのサイトを無料でお伝えしているか。
それは、今では医療統計コンサルタントとして独立してお仕事をいただいておりますが、ほんの数年前までは日本の医療に関わっている99%の人が思っているであろう、ある感情を持っていました。
それは
統計が苦手
ということ。
あなたには、こんな場面がありませんか?
- 大学の統計の授業は出席だけして、ほぼ寝る。
- 統計のテストでは前日までに知識を詰め込んで、なんとか合格。
- で、一晩寝たらもう覚えていない。
- 大学院に進学し、研究で統計を使うも、T検定だけでなんとか乗り切る。
- でも、T検定の10%も理解しきれずに、P値が0.05を切るかどうかだけで一喜一憂する。
- いざ論文を書こうにも、統計の章だけは後回し。
このサイトを訪問しているということは、もしかしたら上記のどれかに当てはまっているかもしれませんね。
でも実はこれ、全て過去の私のことなんです。
そんな私が、今では医療統計コンサルタントとして企業や大学病院からお仕事をいただいております。
自慢じゃありませんが、医学論文の最高峰といわれるNew England Journal of Medicine (NEJM)に2報、統計解析担当者として名前を残すこともできました。
- Midori Shima, Hideji Hanabusa, Masashi Taki, Tadashi Matsushita, Tetsuji Sato, Katsuyuki Fukutake, Naoki Fukazawa, Koichiro Yoneyama, Hiroki Yoshida, Keiji Nogami, Factor VIII-Mimetic Function of Humanized Bispecific Antibody in Hemophilia A. N Engl J Med 2016;374(21):2044-53
- Thomas Ruzicka, Jon M. Hanifin, Masutaka Furue, Grazyna Pulka, Izabela Mlynarczyk, Andreas Wollenberg, Ryszard Galus, Takafumi Etoh, Ryosuke Mihara, Hiroki Yoshida, Jonathan Stewart, and Kenji Kabashima, Anti–Interleukin-31 Receptor A Antibody for Atopic Dermatitis. N Engl J Med 2017;376(9):826-835
- Midori Shima, Hideji Hanabusa, Masashi Taki, Tadashi Matsushita, Tetsuji Sato, Katsuyuki Fukutake, Ryu Kasai, Koichiro Yoneyama, Hiroki Yoshida, Keiji Nogami, Long-term safety and efficacy of emicizumab in a phase 1/2 study in patients with hemophilia A with or without inhibitors. Blood Adv. 2017 1(22):1891-1899
- その他、論文や学会発表多数
そして2019年12月に出版社からこのような本を出させていただきました!
Amazonや全国の書店で購入可能です。
統計が苦手だった私が、なぜそのようなNEJMに名を残し、しかも統計に関する本を出版できるようになったのか。
そんな歴史を、少しだけお伝えしていきます。
ちなみに今ではありがたいことに、個人をはじめ、企業や医療機関へのコンサル・統計研修の依頼を
多数いただいております。
いま人気があるのは、統計の初心者向けに対する統計研修です。
出版させていただいた本の内容を基礎として研修する内容のため、予習や復習もやりやすく、大変良い評判をいただいております。
参加者のレベルに応じて研修内容は変更可能ですので、お気軽にご相談ください^^
とてもとても統計が苦手だった私に訪れた転機
このページを見ているあなただけに告白しましたが、、私は統計が苦手でした。
そんな私に訪れた転機。
それは、当時勤めていた会社で統計の教育担当をするようになったことでした。
研究所、営業、リエゾン、モニター、さらにはインターンシップ生まで。
ありとあらゆる職種の人に統計を教育する、という仕事を振られました。
もしかしたらあなたにも想像できるかもしれませんが、この仕事は相当タフです。
だって、誰一人何を知っているかというバックグラウンドが違うから。
例えば。
研究所の皆さんは、人ではなく動物を相手に日々実験しています。
営業やリエゾンの方は、論文や営業資材をベースに活動しています。
インターンシップ生に至っては、薬の開発そのものを知らない。
一方で私は、臨床試験の統計学専門です。
そのため、臨床試験しかメインでやっていない私が他の人に統計教育をするのは、本当にわかりやすい講義をしないと、開始5分で睡眠学習に入ります。
だから、今までの教科書なんかの知識を、噛み砕いて噛み砕いて、噛み砕いた向こう側まで行って、初めてわかりやすい講義ができる。
そんな状況です。
だから悩みました。
どうやったら満足のいく統計の教育ができるだろうと。
考え抜いた私は、徹底的に「統計をイメージに落とし込む」ことにしました。
受講者側の統計の用途を考えると、数式なんかいらない。
統計学を“使う”という立場であれば、3つさえ理解しておけば十分なのではないか、と。
- 使うべき統計手法が、使いたいときに選択できる
- 結果の解釈ができる
- 結果を適切に相手に伝えることができる
コンピュータが発展した現在、集計や検定自体は簡単に実施できるようになりました。
自分で計算しなくてもいい時代です。
自分で計算しないということは、数式を隅から隅まで理解しておく必要はない。
統計を「適切に使うことができる」という状況になれば良い。
その事実に気付いた時からでした。
私が数式に頼らない統計を教え始めたのは。
こうしてできた、統計教育の資料。
幸いにして、ほとんどの受講者に対して好評でした。
勤めていた会社は結構人気がある会社で、東大卒なんかもバンバン入社してきます。
そんな東大卒の方であっても、「今まで受けた統計の講義の中で一番わかりやすかった」と言ってくれました。
これが、私にとってブレイクスルーになった出来事でした。
イメージで統計を捉えることは論文化にもつながる
入社時には統計の知識が最底辺だった私が、皆さんからお褒めの言葉を受け取るようになったのです。
間違っていなかったな、と思える瞬間でした。
この「イメージで統計を捉える」ということは、私自身の成長にもつながりました。
論文のレビューワーがなぜそのような指摘をしてくるのか?ということが手に取るようにわかるようになりました。
そのため、どんな統計的なレビューに対しても適切に対応できるようになったのです。
日本の統計教育は、かなり遅れています。
基礎研究の分野では、論文数も世界のTop5に常に入っています。
ですが、臨床試験や臨床研究の論文数になると、20位以下です。
このランキングは、日本で生物統計を扱うことができる人材の少なさを反映しています。
基礎研究であれば、統計学的な視点のデータはそれほど重要視されません。
しかし、臨床研究ともなると、統計的な観点がとても重要になります。
アメリカの大病院では、1施設あたり臨床統計家が30人程度いて、チームを組んでいます。
一方の日本では、1施設あたり1人か2人しかいません。
これでは、やりたい臨床研究もできない。
統計で、日本の、そして世界の医療を発展させることはできないか
では、どうすればいいのか。
考えた末、私が独立して各施設や企業を支援することにしました。
安定した製薬メーカーでの仕事を捨てて、独立してコンサルタントに。
何人にも言われました。
なんでそこまでやるの?と。
それはやっぱり、統計を適切に使うことで、医療の発展に貢献したいからです。
統計が正しく使われてないことで、医療業界の発展が妨げられるのは嫌だと感じているからです。
あなたの手元にあるデータを世に公表することで、救われる患者さんが絶対にいます。
残念ながら、私は医師免許を持っていません。
看護師免許を持っていません。
薬剤師免許を持っていません。
だから、患者さんを直接救うことができない。
でも、統計を広めることで、その先につながる患者さんを救うことができるんじゃないか。
そう思っています。
私は健常者です。
どうれだけ辛いことがあっても、どれだけしんどくても、私は健常者です。
でも実は、私は生まれてすぐ10ヶ月ほど入院していました。
なぜかというと、特発性血小板減少性紫斑症という病気に罹ったからです。
幸いにして、私は当時新しくできた薬が効いて治ったのだ、と親から聞かされました。
しかしその薬ができていなければ、今私があなたに対してこうやって統計を伝えていたかわかりません。
そして、特発性血小板減少性紫斑症を患っていた時に輸血されました。
だから私は、今でも献血をすることができません。
医師でもなく看護師でもなく献血もできない私は、本当に患者さんに直接貢献できないのです。
私は医療に助けられました。
今では、健常人のように生活しています。
でも、世の中にはそうじゃない人がいます。
生まれた瞬間から、歩くことができない人がいる。
生まれた瞬間から、目が見えない人がいる。
生まれた瞬間から、20年と生きることができないと決まる人がいる。
そんな人たちを救うことができるのは、医療だけです。
その医療に対して、私ができるのは統計だけ。
だから、あなたに統計を提供します。
私から学んだ統計をあなたが使うことで、患者さんが一人でも救えるのなら。
これほど幸せなことはありません。
私の友人である、一人の医師が言っていました。
「病院にはデータがあるのに、統計を勉強しながら論文化する時間的余裕がない」
今の日本は、慢性的な医師不足です。
日々の業務だけで手一杯の医師に、論文化までこなせる超人は一握り。
だらか私が橋渡ししてみよう、と。
データがある。
そのデータを論文化できれば、きっと世の中の誰かが助かる。
でも、論文化する時間がない。
その問題を、統計学の視点から支援しています。
そういう想いで、あなたに分かりやすい統計を提供します。
あなたが学んだ統計で、そして論文化したことで、患者さんが一人でも救えるなら。
これほど幸せなことはありません。
あなたは、ぜひあなたの得意分野を伸ばしてください。
統計が苦手であれば、私が支援します。
まずは、私がお伝えする統計学が本物かどうか、あなたの目で確かめてください。
ぜひ一緒に、これからの医療をより良いものにしていきましょう!
あなたに無料で論文化のための統計を学ぶ地図を用意しています
もしあなたが学会発表や論文投稿に対して何か悩みがあるなら。
まずはこれを手にしてください。
NEJMに採択されたノウハウをもとに、学会発表や論文投稿に対する”地図”を作成しました。
その地図を無料でプレゼントしています。
あなたのデータが世界に発信されることで、患者さんが一人でも多く救われることを願って。
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