ノンパラメトリック検定のマンホイットニー U 検定を実施した際に、p 値以外の結果はどのように書いたらよいのだろうか?
マンホイットニーの U 検定
マンホイットニーの U 検定とは、母集団が正規分布しているかどうか、判断がつかない場合、母集団が正規分布していることを前提としない検定のことである
母平均や母分散などの母数(パラメータ)を問わないため、ノンパラメトリック検定と呼ばれる
平均順位の差の検定と言える
実際の計算についてはこちらを参照
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マンホイットニーの U 検定の結果の書き方
マンホイットニーの U 検定を実施すると、p 値が表示される
しかし、p 値以外は、どんな数値を表にするのだろうかと疑問に思うだろう
何かほかに書かなくてよいのだろうか
しかし、上述のとおり、母平均の推定値である標本平均や、母分散の推定値である不偏分散の平方根である標準偏差を書くのは、変ではないのか
なぜなら、パラメータを問わないノンパラメトリック検定なのだから
では、何を書けばよいのだろうか
結論は、平均値と標準偏差である
これまでに言っていることと矛盾しているが、実例に照らせば、平均値と標準偏差を提示している研究が多い
中央値、第 1 四分位、第 3 四分位を書いてもよいだろう
最小値、最大値を付加してもよいだろう
以下に、実例を挙げる
いずれもオンラインで無料で公開されている論文を引用している
マンホイットニーの U 検定の結果
以下の論文は、Table 1 に記載があり、平均と標準偏差のみ記載がある
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以下論文では、Table 2 に掲載されている
平均と標準偏差が表示されている
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以下の論文も Table 2 に記載があり、Mean と 25 %、75 % を示している
25 % は第 1 四分位、75 % は 第 3 四分位の意味である
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以下の論文も Table 2 で、こちらは、Mean, SD, Min, Max を示している
Passion, grit and mindset: Exploring gender differences
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まとめ
マンホイットニーの U 検定の結果の書き方について見てきた
パラメータを使わない、ノンパラメトリック検定であるが、パラメータ推定値の平均値と標準偏差が書かれている
矛盾しているが、それに従うのが良い
なぜなら、論文は、先行論文から書き方を学ぶのが一番良いからだ
参考になれば
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