世間一般的に難しいとされる、医療統計。
そのため、いざ医療統計を勉強しようと思って本を開いたとしても、なかなか続かない。。
「やっぱりこれがいいんじゃないか!?」と思って、他の医療統計に関する本を購入してみても、半分も続かない。。
気づけば医療統計に関する本を10冊も買ってたよ。。
・・・なんてことになっていませんか?
今回の記事ではそんなあなたのために、医療統計を勉強する上で本当におすすめできる本やブログなどを紹介していきます。
医療統計を勉強するのに役立つものはある?
医療統計はけっこう知識が多岐に渡っているため、勉強しようにも「何から手をつけていいのかわからない・・・」という状況になったりしますよね。
私も医療業界に入りたての頃は、「何で勉強すればいいの・・・?」という感じでオロオロしていました。
で、今では医療統計に関してコンサルなんかをやっているわけですが、その中で医療統計を勉強する上で”最初に絶対にやってはいけないこと”はなんとなくわかりました。
それは、統計の数式から勉強しようとすること。
これは、絶対にやってはいけないですね。
なぜならば、本当に医療統計が嫌いになるからです。
そして、”理論を学んでも実際にデータ解析をする上で全く使わない”からです。
だから、モチベーションがなくなってしまう。。
医療統計を勉強する意味は?
実は医療統計を勉強するのに本当に重要なことって、”どうやってデータをまとめて解釈するのか”ですよね。
だって日々のデータ解析は、データをまとめて”結果や解釈”を論文化したり学会発表したり会議で発表することなので。
決して、勉強した統計学の理論を学会や会議で発表したりしないはずです。
(統計専門家の学会なんかは別ですよ。)
例えば、Wikipediaで標準偏差を検索するとこんな説明が出てきます。
これ、実際の業務でいつ使います??
だって、Excelでやれば「=stdev.p(データ)」で簡単に標準偏差が出てくる時代です。
そのため実際の業務に必要なのは、標準偏差の数式の定義よりも『標準偏差はどのようなデータに対して適用するのが正しいのか』そして『標準偏差の数値の意味は何か』を正しく理解できることではないでしょうか。
なので、本当に統計を”使う”と割り切るなら
- データを人一倍いじってみて
- データを可視化してみて
- データを理解する
ことの方が、教科書を開いて勉強するよりよほど重要です。
それに、教科書を開いて数式を理解するよりデータをいじるほうが楽しくないですか?
医療統計を勉強するのに重要なディスカッション
そして、データをいじって理解するのに重要なのが「ディスカッション」です。
だって、「このデータ解析方法で合っているのかな?」とか「この結果の解釈はどうすればいいの?」ということを、実際に医療統計を知っている人に聞きたいですよね。
だからこそ、医療統計を知っている人とのディスカッションが大事です。
と思っているのであれば、ぜひ私とディスカッションしましょう!
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医療統計の全体像を把握するのに本当におすすめできる本トップ3
私が今まで「本当に役に立ったなぁ」と思った本を紹介します。
この本をマスターすれば、最低限の知識は持てることになるはずです。
たくさん紹介されても気が重くなると思いますので、3冊に絞りました。
医療統計のおすすめ本その1:学会・論文発表のための統計学
まずはこれ。
私が本当にお世話になった本です。
この本は、私が製薬企業に入社して初めて読んだ統計の本。
数式も少なめで、読み物として読むことができます。
野球の球団の話を例にしていたりと、とっつきやすい本。
私が”標準偏差”と”標準誤差”の違いもわからなかった時代に、本当にお世話になりました。
この本は、私は10回ぐらいは読みましたね。
それぐらいの良書です。
医療統計のおすすめ本その2:いちばんやさしい医療統計
私が書いた本で恐縮ですが、次はこの本です。
上記の本以外に「本当に初心者向けの医療統計の本ってないなぁ。。書いてしまえ!」ということで書いた本です。
この本は、移動中の電車や飛行機で2時間程度で医療統計をわかってもらおう、という想いで作った本です。
だから全然気負わずに、小説を読む、ぐらいの気持ちで読んでいただけるといいです。
数式をできるだけ排除しましたので。
で、重要なのが「繰り返し読む」ということ。
私が上記の本を10回は読んだように、ぜひ何回も読んでください。
スルメのように、味が出てくるはずです。
医療統計のおすすめ本その3:統計検定2級の問題集
「どうしても数式を飛ばして勉強することができない」という方のためには、この本です。
統計検定2級の問題集。
統計の専門家でなければ、統計検定2級相当の知識があれば十分です。
そのため、この公式問題集がなんなく解けるようになればいいですね。
解説が少ないのが若干の難点ですが、そこは他の書籍の解説を確認すれば十分解くことが可能です。
もしどうしてもわからなければ、メルマガ登録をして私に質問してみてください。
医療統計を実践する統計ソフトをマスターするのに本当におすすめできる本
医療統計は知識があっても実際に解析できなければ意味はありませんよね。
なので、実践するにあたって統計ソフトの参考となる本が必要になります。
ここでは、私も使っている統計ソフトの参考となる本をご紹介します!
統計ソフトEZRをマスターするのにオススメの本
統計ソフトEZRは無料で使えることが最大のメリット。
「無料だから論文や学会発表には使えないんじゃないの・・・?」と思われるかもしれないですが、実は5,000回以上の英文論文に使われている統計ソフト。(2021年4月現在)
下記はEZRを作成した神田先生のHPからの情報です。
なので、全く問題なく論文や学会発表にも使える統計ソフトです。
そんなEZRを使いこなすためにお勧めできる本がこれ。
「EZRでやさしく学ぶ統計学」です。
EZR開発者の神田先生が書かれた本。
ぜひこれを参考にしてEZRを使いこなせるようになりましょう!
統計ソフトSPSSをマスターするのにオススメの本
統計ソフトSPSSは統計ソフトの中で最も認知度が高いソフトではないでしょうか。
医療統計だけではなく、心理系や経済系の分野などにも幅広く使われている印象のある統計ソフトです。
そんなSPSSを使うのにおすすめとなる本はこちら。
「SPSSで学ぶ医療系データ解析」です。
SPSSを医療系のデータ解析に特化させて解説している本。
とてもわかりやすいので、ぜひ手に取ってみてください!
医療統計の勉強に役立つブログやサイトは?
次に、医療統計の勉強に役立つブログやサイトを紹介していきます。
ここは一つだけ紹介。
医療統計が勉強できるブログやサイト:Try itのYoutube動画
それは、Try itの数学IのYoutube動画です。
例えば最初の授業のURLを紹介しますね。
無料だからといって侮ることなかれ。
本当に結構わかりやすいです。
高校生向けの授業なので、ハードルもそれほど高くない。
統計をまずは学んでみたい、という方にとっては本当にお勧めできる動画です。
医療統計に特化していないのは難点ですが、それを差し引いてもわかりやすいです。
さすが、家庭教師のノウハウがあるTryさんですね。
医療統計を勉強する本でのおすすめは?まとめ
ということで、今回の記事では医療統計を勉強する上で本当におすすめできるものを紹介しました。
ぜひどれか一つでも学んでみてくださいね。
もし私のところで学びたいのであれば、ぜひメルマガ登録をしてみてくださいね。
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