医学論文の読み方書き方– category –
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名目上のp値(Nominal p-value)とは?多重性の考慮やサンプルサイズ計算が必要
日本製薬工業協会から発出された「医療用医薬品情報概要等に関する作成要領」が2023年10月に改定されました。 その中で特に着目すべきことは「検証的な解析によるp値」と「名目上のp値」を明確に分けて記載するように求められていること。 統計の専門家で... -
頑健性がある(ロバストである)とは統計学でどんな意味かをわかりやすく解説!
この記事では「統計学で頑健性がある(ロバストである)」ということの意味について考えていきます。 統計学における「頑健性」の意味は? 多変量解析などのモデル解析での頑健性 頑健性を担保するには? ということが理解できるようになりますよ! 【統計... -
フォレストプロットとはどんなグラフ?見方や読み方をわかりやすく解説
今回の記事は「フォレストプロットとはどんなグラフ?見方や読み方をわかりやすく解説」ということでお伝えします。 論文を読んでいると、フォレストプロットって出てきますよね。 何となく眺めてはいるものの、フォレストプロットから引き出せる情報はど... -
感度解析(感度分析)とは医療統計でどんな役割や手法がある?
この記事では感度解析(感度分析)についてお伝えします。 臨床試験(臨床研究)において、感度解析(感度分析)を目にすることが多いかと思います。 「感度解析」と一言で言っても、試験が異なると実施されている感度解析も異なり、一体何を指して「感度... -
論文での統計手法や統計結果の書き方は?多重比較や過剰解釈には要注意
近年、投稿論文の再現性の低さが研究上の大きな問題とされています。 再現性を確かなものとするために、様々な研究では統計学に基づいた解析が必要不可欠。 しかし、どんなに素晴らしい研究結果を得たとしても、統計的解析が間違っていては論文にすること... -
ITTの原則とは?FASやPPSとの違いを含めてわかりやすく解説!
この記事では「ITTの原則とは?FASやPPSとの違いを含めてわかりやすく解説!」ということでお伝えします。 医学論文を読んでいくと「ITT(Intent To Treat)」「FAS(Full Analysis Set)」「PPS(Per Protocol Set)」という単語が出てきます。 なんとな... -
患者背景の有意差はどんな意味があるのか?P値で示すことの問題点
この記事では「患者背景の有意差はどんな意味があるのか?P値で示すことの問題点」としてお伝えします。 患者背景の比較では必ず統計学的検定を実施する、というのが慣例になっている印象があります。 しかしながら、近年では患者背景の比較に対してP値で... -
有意差がないときの論文考察の書き方は?p値が大きいときに何が言える?
統計解析したけど有意差がでなかったけどどう考察すればいいの・・・? p値が0.05を下回ってないから論文は書けない・・・? 医学論文がアクセプトされるために重要なこととは・・・? あなたは上記のようなことで困っていませんか? もしかしたら... -
医学系看護系の研究計画書の書き方まとめ!臨床研究法に準じて書くには
医学系や看護系のの研究で、特に人を対象とした研究を行うときは、適切な研究計画書が用意できなければ、倫理委員会から認可を得ることができません。 また、最適な結果を得るためには、最適な計画を立てなければなりません。 多くの方はデータが取られた... -
後ろ向き研究サンプルサイズは必要?論文への記載方法はどうする?
この記事では「後ろ向き研究サンプルサイズは必要?論文への記載方法はどうする?」としてお届けいたします。 サンプルサイズ計算が重要なのは知っているんだけど、それって後ろ向き研究でも必要なのだろうか…?? と、疑問に思うこともありますよね。 そ...
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