比較可能性について

その結果は比較されたものであるか?

試験の基本は比較です。比較された結果でしか,通常は信憑性に足る結果にはなりません。比較した結果,プラセボ(若しくは既存治療)よりも有効性が高く,安全性も担保されているということが分かって初めて,新薬がいい薬であることが分かります。

 

牛丼での例

例えば身近な例だと、牛丼を食べたいとします。
牛丼屋さんには、吉野家、松屋、すき家など、様々な牛丼屋さんがあります。もしあなたが吉野家の定員だったら、自分のところの牛丼をどうアピールする必要があるでしょうか?(最初に断っておきますが、私は吉野家と何の関係も無いです。。)
「国産のお肉にこだわって、つゆにもこだわって、これだけ美味しい牛丼がXX円だよ!」
と、吉野家の牛丼の特徴だけを述べるでしょうか?
むしろそれよりも、
「国産のお肉にこだわって、つゆにもこだわって、これだけ美味しい牛丼がXX円だよ!しかも、松屋と同じ値段なのに、松屋はオーストラリア産のお肉だよ!」
といったほうが、吉野家がお得であるということの信憑性が増しませんか?それと同じことです。

 

比較可能性という言葉

では,比較さえしていれば,その結果は必ず信憑性があるのでしょうか?
答えは,Noです。
ここで意識していただきたいのが,「比較可能性」という用語です。これは何かというと,比較している群同士は同様の集団であるかどうか,ということを問われるということです。
例えば抗がん剤の試験があった時に,新薬の方が有効性が高かったとします。ですが,蓋を開けてみれば,新薬群ではステージIIの患者さんが8割だが,既存治療の群ではステージIIIの患者が8割を占めていたとしたら,新薬の方が有効性が高くなるのは目に見えています。つまり,試験開始時の被験者背景が群間でそろっていることが,この比較可能性を担保することに重要なこととなります。

 

まとめ

臨床試験成績は、まず比較された結果なのかを確認する必要がある。また,比較する上では被験者背景が揃っているかどうかを確認する必要がある。

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